条件に合う銘柄が 1 つもない日は、条件を緩めるのではなく、何も買わない日にする。
毎日スクリーニングをかけていると、該当ゼロの日があります。そこで基準を下げてしまうと、基準は基準でなくなります。
私は毎朝、決めたフィルタでスクリーニングをかけています。割安であること、信頼度が高いこと、スコアが基準以上であること、そして NISA の残枠で買えること。この 4 つを同時に満たす銘柄だけを候補にします。
相場が全体的に高いときは、これに該当する銘柄がゼロになります。そういう日にやってしまいがちなのが、フィルタを少し緩めることです。安全域を 20% から 15% に下げてみる。信頼度「中」も含めてみる。すると何件か出てきます。
でもこれは、探しているのではなく、探し方を歪めているだけです。
基準を満たす銘柄がないことと、基準が厳しすぎることは、まったく別の問題だ。
候補ゼロは「情報」である
該当ゼロという結果自体が、相場の状態を教えてくれています。自分の基準で買える水準に、いま市場がないということ。それは異常でも失敗でもなく、単なる事実です。
待っているあいだにも相場は動き、決算は出て、条件を満たす銘柄はいずれ現れます。機会は消えるのではなく、順番待ちをしているだけだと考えるようにしています。
何もしない日にやる 3 つのこと
- 保有銘柄の判定を確認する買ったときは割安だった銘柄が、値上がりして適正圏や割高圏に移っていないか。乖離が消えていたら、それは当初の目的が達成されたということで、売却を検討する材料になります。
- 候補銘柄の仮説メモを読み返す「なぜこれを買おうと思ったのか」を書いておくと、数週間後に前提が変わっていないか確認できます。理由が思い出せない候補は、そもそも候補ではありません。
- 監視リストを整理する興味を失った銘柄を外し、ニュースで気になった銘柄を足す。買う日のための準備は、買わない日にしかできません。
売りどきを逃さないための日課でもある
毎日開く習慣には、もう 1 つ効用があります。保有銘柄が割安でなくなった瞬間に気づけることです。
含み益が出ている銘柄を眺めるのは気分がいいので、人はつい出口の判断を先送りします。「割安判定から外れました」という機械的な通知は、その先送りを断ち切ってくれます。買う候補がない日の作業としては、こちらのほうが本命かもしれません。
まとめ
- 候補ゼロの日に基準を緩めない。それは探し方を歪める行為
- 該当ゼロという結果自体が、相場水準についての情報
- 買わない日は、保有の判定確認・仮説メモの読み返し・監視リスト整理にあてる
- 毎日見る習慣は、買うためではなく売りどきを逃さないためにも効く
本記事は個人の考えと記録であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
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