同じ失敗を繰り返しているかどうかは、記録がなければ永遠にわからない。
勝ちトレードと負けトレードを分けて、入り方と出方を比べる。それだけで、自分の癖は驚くほどはっきり見えてきます。
損益だけを見ていても上達しません。今月はプラスだった、先月はマイナスだった。それは相場のせいかもしれないし、自分のせいかもしれない。区別がつかないからです。
区別するには、勝ったトレードと負けたトレードを分けて、入り方と出方を比べる必要があります。
入り方を比べる
買った時点の状態を記録しておきます。RSI がいくつだったか。移動平均からどれだけ離れていたか。直前の 5 日でどれだけ上がっていたか。出来高は普段より多かったか。
これを勝ち負けで分けて平均を取ると、傾向が出ます。負けトレードだけ RSI が明らかに高いなら、それは上がりきったところで飛び乗る癖があるということです。
出方を比べる
出口側は 3 つの数字を見ています。
どこまで含み益が伸びていたか。勝ちトレードでこれが極端に大きいなら、利を伸ばしきれていない可能性があります。
負けトレードでだけ極端に深いなら、損切りを遅らせている証拠です。
売った後に大きく上がっているパターンが続くなら、利確が早すぎるということになります。
よくある 3 つの癖
- 高値掴み負けトレードのエントリー時 RSI が、勝ちトレードより明らかに高い。対策は、買う前に「これは押し目か、それとも上昇の途中か」を確認する手順を挟むこと。
- 損切り遅れ負けトレードの最大含み損だけが極端に深い。決めた損切り価格を守れていない状態です。対策は、買った直後に逆指値を入れて意志の介在をなくすこと。
- 利確が早い決済後 10 日の上昇幅が大きい傾向。恐怖で利益を確定しています。対策は、利確目標をチャート上の抵抗帯から決め、そこまでは動かさないこと。
癖は性格ではなく、手順で直せる。だから記録を取る価値がある。
判定できる件数がたまるまで待つ
注意点として、数件のトレードから傾向を読むと誤診します。私は勝ち・負けがそれぞれ数件以上たまってから比較するようにしています。
それまでは、記録を貯めることそのものが作業です。地味ですが、ここを飛ばすと「なんとなく調子が悪い」以上の分析ができるようになりません。
まとめ
- 損益だけを見ても、相場のせいか自分のせいか区別がつかない
- 勝ち負けに分けて「入り方」と「出方」を比べる
- 高値掴み・損切り遅れ・利確が早い、は数字で検出できる
- 癖は手順で矯正する。意志の力に頼らない
- 件数がたまるまでは、記録を貯めること自体が作業
本記事は個人の考えと記録であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
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