売買記録(トレードノート)とは、株の売買について「いつ・何を・いくらで・なぜ」を書き残すノートのことです。記録を見返すと自分の判断の癖が見えるようになり、同じ失敗を繰り返しにくくなります。この記事では、続けやすい最小限の項目と、具体的なつけ方の手順をまとめます。
- 売買記録は「いつ・何を・いくらで・なぜ」を書き残すノート
- 項目は 7 つだけ。1 回の記入は 1〜2 分で終わる分量にする
- 買う前に理由を書き、決済後に結果を書き、週末に見返す
売買記録は何のためにつけるのか
株の売買では、同じ人が同じような場面で同じ失敗をしがちです。ところが記憶は都合よく書き換わるため、記録がないと自分の癖には気づけません。売買記録の目的はただ一つ、過去の自分の判断を、事実として見返せるようにすることです。
上手な人の手法を学ぶより先に、自分の負けパターンを知るほうが早い——これが、記録をすすめる一番の理由です。
記録する項目は 7 つだけ
項目が多いと必ず挫折します。次の 7 つに絞り、1 回の記入は 1〜2 分で終わる分量にします。
| 項目 | 書くこと | 記入例 |
|---|---|---|
| 日付 | 売買した日 | 2026-07-17 |
| 銘柄 | 銘柄名・コード | ○○○○(0000) |
| 売買・数量 | 買い/売りと株数 | 買い 100株 |
| 価格 | 約定価格 | 1,500円 |
| 理由 | なぜ売買したか(1行でOK) | 決算後の押し目。地合い良好 |
| 結果 | 損益率・損益額(決済時に記入) | +3.2% |
| 振り返り | 気づき・反省(見返し時に記入) | 利確が早すぎた。次はルール通りに |
表計算ソフトなら 1 行 = 1 売買、ノートなら 1 ページ = 1 週間が目安です。
つけ方の手順(3 ステップ)
注文を出す前に、なぜ買うのかを 1 行で書きます。「決算が良かった」「移動平均線を上抜けた」など短くて構いません。書けない場合は、根拠がない売買のサインです。
損益率と、決済したときの感情(焦って売った、余裕があった等)をセットで記録します。感情の記録は、後から判断の癖を見つける大きな手がかりになります。
週末にその週の記録を読み返し、「次はこうする」という学びを 1 行追記します。この 1 行の積み重ねが、自分だけの売買ルールになっていきます。
続けるための 3 つのコツ
- テンプレートを固定する — 何を書くか毎回考えない状態にする
- 完璧を目指さない — 1 行だけの日があってもいい
- 見返す日を決める — 週末 5 分をカレンダーに登録してしまう
よくある質問
- 売買記録は手書きとアプリ、どちらがいいですか?
どちらでも構いません。大事なのは続けられることなので、普段いちばん使いやすい道具(ノート・スマホのメモ・表計算ソフトなど)を選ぶのがおすすめです。
- 毎回すべての項目を書く必要はありますか?
ありません。時間がないときは「銘柄」と「売買の理由」の 2 つだけでも十分です。項目を減らしてでも、記録を途切れさせないことを優先してください。
- 保有中の銘柄はいつ記録しますか?
買った時点で日付・銘柄・価格・理由まで記入し、決済したときに結果と振り返りを追記します。1 つの売買が 1 行で完結する形にすると見返しやすくなります。
- 記録を見返すタイミングはいつがいいですか?
週末に 5 分だけ、その週の売買を見返すのがおすすめです。月末には 1 か月分をまとめて眺めると、勝ちやすいパターンと負けやすいパターンの傾向が見えてきます。
まとめ
売買記録は、道具もお金も要らないのに、リターンがとても大きい習慣です。まずは次の売買から「理由を 1 行」だけ書いてみてください。慣れてきたら 7 項目のテンプレートに広げ、週末の見返しをセットにすれば、記録が自分だけの教科書になっていきます。
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※当記事は個人の記録・学習メモです。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

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