積立投資は銀行と証券会社どちらで始めるべきか — 取扱本数とコストの差

積立投資は銀行と証券会社どちらで始めるべきか — 取扱本数とコストの差

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投資の基本 01 / 金融機関の選択

NISA 口座は一人一つ。つまり最初の選択が、そのまま一年分の選択肢を決める。

銀行でも証券会社でも NISA 口座は開ける。ただし「そこで何が買えるか」はまったく別の話である。

NISA を始めるとき、給与振込に使っている銀行の窓口へ行く人は多い。手続きの相談ができるという意味では合理的な行動である。

ただし口座を開いたあとで「買いたい商品が取り扱われていない」と気づいても、その年のうちに金融機関を変えることは原則としてできない

目次

取り扱っている商品の数が違う

Fig. 銀行窓口とネット証券の違いFig. 銀行窓口とネット証券の違い|同じ NISA 制度を使っていても、買える商品の範囲は金融機関ごとに異なる。
同じ NISA 制度を使っていても、買える商品の範囲は金融機関ごとに異なる。

銀行の窓口で扱う投資信託は数十本程度であることが多い。対してネット証券は 2,000 本を超える商品を扱っているのが一般的である。

本数そのものより重要なのは、低コストのインデックスファンドが選択肢に含まれているかである。信託報酬の差は保有期間中ずっと効き続けるため、ここで選べないことの影響は小さくない。

個別株を買えるかどうか

銀行では株式を取り扱っていない。したがって成長投資枠で個別株を買う可能性が少しでもあるなら、証券会社を選ぶことになる。

後から変えるには一年待つNISA 口座の金融機関変更は年単位である。しかもその年に一度でも買付を行っていると、その年の変更はできない。「とりあえず銀行で開いて、あとで移す」という計画は思ったより機動的ではない。

クレカ積立の有無

クレジットカード決済による積立は、証券会社が提供しているサービスである。銀行の窓口口座では原則として利用できない。

同じ商品を同じ金額だけ買うのであれば、ポイント還元の分だけ差がつく。詳細は「NISAのクレカ積立は有利か」に整理した。

銀行が向いている場合

公平を期すなら、銀行が適する状況も存在する。

  • 対面で説明を受けながら手続きを進めたい
  • オンラインでの本人確認や操作に不安がある
  • 既存の取引関係のなかで完結させたい

相談できることには価値がある。ただし相談相手が、同時に商品を売る立場でもあることは意識しておいたほうがいい。

判断の手順

  1. 買いたい商品を先に決める金融機関を選んでから商品を選ぶのではなく、順序を逆にする。低コストのインデックスファンドを買うつもりなら、それを扱っている金融機関に絞られる。
  2. その商品の取扱いがあるか確認する各社の取扱商品一覧で確認できる。NISA 対象かどうかも併せて確認する。
  3. クレカ積立・ポイントの条件を比較する同じ商品を扱っているなら、次に見るのは決済方法と還元条件である。

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よくある質問

NISA口座は銀行と証券会社どちらがいいですか?
買いたい商品によります。低コストのインデックスファンドや個別株を検討するなら証券会社です。銀行は取扱本数が限られ、株式は扱っていません。対面での相談を重視する場合は銀行にも利点があります。
NISA口座の金融機関は後から変更できますか?
年単位で変更できます。ただしその年に一度でも買付を行っていると、その年の変更はできません。
銀行のNISAでは株は買えないのですか?
銀行は株式を取り扱っていないため、成長投資枠で個別株を購入することはできません。投資信託のみとなります。
複数の金融機関でNISA口座を持てますか?
持てません。全金融機関を通じて、同一年に一人一口座のみです。

本記事は公開情報にもとづく個人の解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。制度・手数料・ポイント還元の条件は改定されることがあります。実際のご判断は必ず金融庁・各運用会社・各証券会社の最新の公式情報をご確認のうえ、ご自身の責任でお願いいたします。

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