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9月は政治日程が詰まっています。15日に税制大綱、16〜18日に内閣改造、10月初旬に臨時国会。
それを知ったうえで、私は売買を変えません。理由と、代わりにやっていることを書きます。
政治日程はいつ情報が出るかの予定表であって、何が出るかの予告ではありません。日付がわかっていることと、結果がわかっていることは違います。
そして日付が公開されている以上、その日に何かが起きることはすでに価格に入っています。個人が同じ情報を後から読んで動いても、先回りにはなりません。
カレンダーを見る目的は先回りではなく、その日に慌てないためです。
9月から10月の日程
| 時期 | 内容 | 確定度 |
|---|---|---|
| 9月15日 | 与党税制改正大綱の閣議決定を目指す。飲食料品の消費税を1%に下げる方針を含む | 日付は目標。中身の方針は7月に公表済み |
| 9月16〜18日 | 内閣改造・党人事。維新から初の閣僚を迎える見通し | 「早ければ」の段階 |
| 9月下旬 | 首相が国連総会でニューヨークを訪問 | 予定 |
| 10月2日または5日 | 臨時国会の召集。減税の法案を提出 | 召集案として浮上している段階 |
| 2027年4月1日 | 飲食料品が1%に | 方針は閣議決定済み |
なぜ日程で売買しないか
1. 日付を知っているのは自分だけではない
時事通信が報じた時点で、その情報は全員が持っています。相場は「みんなが知っていること」を織り込みながら動くので、報道を読んでから買うのは、織り込みが終わったあとに参加することになります。
公開情報で先回りはできない。公開された瞬間に、それは先回りの材料ではなくなっている。
2. 中身が予想と違ったときのほうが大きく動く
相場が大きく動くのは、予定どおりに進んだときではなく、予想と違ったときです。つまり日程を知っていても、動きの向きは読めません。「大綱が出る」ことは全員が知っていて、「大綱に何が書いてあるか」は誰も知らない。賭けるとしたら後者ですが、それは日程表からは読めません。
3. 外した場合の損が、当たった場合の得より大きい
日程に合わせてポジションを動かすと、普段より大きく張りがちになります。「この日だ」と思っているからです。そして予想が外れると、平常時より大きい損になります。当たったときの利益と外したときの損が非対称になるので、長く続けるほど不利になります。
代わりにやっていること
9/15、9/16〜18、10/2 or 10/5。内容の予想は書かない。「この日にニュースが増える」とだけ覚えておく
大綱なら自民党と財務省、内閣改造なら首相官邸。当日に検索すると、まとめ記事や個人の解説が先に出てきて時間を取られる
「大綱を見てから決める」は、決めていないのと同じ。積立なら止めない、個別なら損切り価格を先に置く
見出しは断定形になる。「目指す」「調整に入った」「浮上」は、まだ決まっていない
この4つで足りると思っています。特に3つめが効きます。「ニュースを見てから決める」つもりでいると、実際にニュースが出た日には、値段がもう動いたあとです。
例外:家計のほうは、日程で動く
売買は日程で変えませんが、家計は変えます。こちらは予想ではなく、決まったことに合わせるだけだからです。
| 日付 | 家計としてやること |
|---|---|
| 9月15日(大綱) | 飲食料品の対象品目の線引きを確認する。外食と酒類が入るかどうかで、浮く額が変わる |
| 2027年4月1日 | 飲食料品が1%に。浮いたぶんの行き先を先に決めておく |
| 2027年6月以降 | 給付付き税額控除の先行給付。申請が要る制度なら、案内を見落とさない |
| 2029年4月 | 8%に戻る。2年で終わる前提で、生活水準を上げすぎない |
相場の予想は外れますが、施行日は外れません。カレンダーが役に立つのは、こちら側です。
- 選挙や政権交代のときも売買しないのですか
しません。結果が出たあとに事業環境が変わったなら、そのときに考えます。「たぶんこうなるだろう」で先に動くと、外したときに撤退の判断が遅れます。
- では、政治のニュースは見なくていいのですか
見ます。ただし目的が違います。売買のためではなく、制度がいつ変わるかを知るために見ています。NISA・iDeCo・税・社会保険は、政治日程どおりに変わります。
- 内閣改造で株価は動きますか
動くことはありますが、方向は読めません。誰が何の大臣になるかで期待される政策が変わるためです。日付を知っていても、中身がわからない以上賭けにしかならない、というのがこの記事の趣旨です。
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