ローン返済シミュレーター 金利が上がったら毎月いくら増えるか

読了時間の目安約 7 分3,359 字

ツール / ローン返済シミュレーター

毎月いくら、最後まででいくら払うのか。利息が総額の何割かまで出します。

住宅・車・教育ローンに使えます。途中で金利が上がった場合繰上返済をした場合も、同じ画面で比べられます。

住宅・車・教育ローンなど、借入額と金利と期間で決まるものに使えます

返済方式
毎月の返済額
総返済額
うち利息
利息の割合
元金利息

経過毎月返済その年の元金その年の利息年末の残高

5年ごとと最終年を表示しています。金利が変わる年、繰上返済をする年は色を付けています。

結論

借入額・金利・期間を入れると、毎月の返済額と総返済額が出ます。元利均等と元金均等、ボーナス返済にも対応しています。

日本でいま効くのは「途中で金利が上がったら」のほうです。4,000万円を35年・0.5%で借りて、11年目から2.5%になると、毎月の返済は103,834円から131,338円へ。総額では825万円増えます。

繰上返済も比べられます。同じ条件で10年目に300万円を繰り上げると、期間が2年8か月短くなり、利息を377,078円減らせます。

目次

金利が0.5%違うと、総額はいくら変わるか

借入4,000万円・35年・元利均等で計算した表です。金利0.5%の差が、総額で400万円前後の差になります。

金利毎月の返済総返済額うち利息
0.5%103,834円43,610,343円3,610,343円
1.0%112,914円47,423,997円7,423,997円
1.5%122,474円51,438,986円11,438,986円
2.0%132,505円55,652,145円15,652,145円
2.5%142,998円60,059,196円20,059,196円
3.0%153,940円64,654,832円24,654,832円
ボーナス返済なし・元利均等で計算。

0.5%と3.0%を比べると、毎月の返済で5万円、総額では2,100万円の差です。借入額そのものより、金利のほうが総額を左右します。

変動金利の人がいちばん知りたいこと

いま日本の長期金利は上がっています。2026年9月2日には10年国債の利回りが3.006%をつけ、1996年9月以来、およそ30年ぶりの3%台になりました。

ただし変動金利に直接効くのは長期金利ではなく短期金利です。住宅ローンの変動金利は短期プライムレートに連動するのが一般的で、そちらは日銀の政策金利で動きます。長期金利は固定金利のほうに効きます。ニュースで「金利上昇」と聞いたとき、どちらの話かで意味が変わります。

とはいえ、変動で借りている人にとって「上がったらいくらになるのか」を知っておく価値は変わりません。このツールの「途中で金利が変わる場合を見る」にチェックを入れると、その時点の残高で返済額を組み直して計算します。

シナリオ(4,000万円・35年)毎月の返済総返済額
ずっと0.5%103,834円43,610,343円
11年目から2.5%103,834円 → 131,338円51,861,581円
+8,251,238円
最初から2.5%142,998円60,059,196円

最初から2.5%で借りるより、途中から上がるほうが総額は小さくなります。低金利の期間に元金が減っているためです。ただし毎月の負担は途中で跳ね上がります。総額よりも、その時点で払えるかどうかが問題になります。

5年ルールと125%ルール

変動金利には、返済額の急増を抑える仕組みを設けている商品があります。

仕組み内容注意
5年ルール金利が上がっても、返済額は5年間変わらない返済額の内訳が変わるだけ。利息の割合が増え、元金が減りにくくなる
125%ルール見直し後の返済額は、それまでの125%が上限払いきれなかったぶんは消えない。未払利息として残り、最後にまとめて請求されることがある
商品によって扱いが異なる。借入先の約款で確認が必要。
このツールはこれらのルールを考慮していません。金利が変わった時点で返済額を組み直す、素直な計算をしています。実際の返済額は借入先のルールで変わるので、「上がったらこれくらい」の目安として見てください。

繰上返済はどれくらい効くか

繰上返済で減るのはその先に払うはずだった利息です。早い時期ほど効きます。残高が大きいうちのほうが、利息の計算対象が大きいからです。

繰上返済(4,000万円・35年・0.5%)期間の短縮減る利息
10年目に300万円2年8か月377,078円
期間短縮型で計算。返済額軽減型を選ぶと、期間は変わらず毎月の額が下がる。

金利0.5%だと、300万円の繰上で減る利息は約38万円です。同じ300万円を年3%で運用できるなら、繰り上げないほうが有利になる可能性があります。

繰上返済は「金利を確実に払わずに済む」という運用。利回りは、そのローンの金利と同じ。
金利繰上返済で得られる実質利回り判断
0.3〜0.7%同率投資に回すほうが期待値は高い(ただし確実ではない)
1.5〜2.0%同率拮抗する。手元資金の余裕で決める
3%以上同率繰上返済が有利になりやすい。確実に得られるため
ただし住宅ローン控除を受けている期間は別です。年末残高の0.7%が税金から引かれるので、繰上返済で残高を減らすと控除額も減ります。住宅ローン控除2026に条件を書きました。

元利均等と元金均等

元利均等元金均等
毎月の返済額ずっと同じ最初が多く、だんだん減る
元金の減り方最初は遅い一定のペースで減る
総返済額多い少ない
向いている人家計を一定にしたい人当初の負担に耐えられる人
扱い住宅ローンの標準選べない金融機関もある

総額だけ見れば元金均等が有利ですが、当初の返済額が大きくなります。このツールの返済方式を切り替えると、毎月の額と総額の両方が変わります。

借りていい額の目安

このツールは「借りたらいくら払うか」を出すもので、「いくらまで借りていいか」は出しません。判断のしかたを置いておきます。

指標目安意味
返済負担率手取りの20〜25%以内年収ではなく手取りで見る。金融機関の審査基準(年収の30〜35%)より厳しく取る
金利上昇の耐性金利+2%でも払えるか変動で借りるなら必須の確認。このツールで試せる
修繕費毎月1〜2万円を別に積むマンションの修繕積立金は上がっていく
生活防衛資金頭金に全部使わない生活防衛資金は残しておく
入力した内容は保存されますか

サーバーには送っていません。すべてブラウザの中で計算しています。「この状態のURLをコピー」を押したときだけ、入力値がURLの末尾(#以降)に入ります。

住宅ローン以外にも使えますか

使えます。借入額・金利・期間で決まるものなら、車のローンでも教育ローンでも同じ計算です。期間を短く(5年など)して使ってください。

ボーナス返済はどう計算していますか

ボーナス返済ぶんを借入額から差し引いて、残りを毎月返済で組んでいます。簡易な計算なので、実際の金融機関の計算とは数百円ずれることがあります。

5年ルールや125%ルールは反映されますか

していません。金利が変わった時点で返済額を組み直す計算をしています。これらのルールは商品ごとに違うので、借入先の約款で確認してください。

繰上返済は期間短縮と返済額軽減のどちらですか

期間短縮型で計算しています。返済額を変えずに残高を減らすので、その結果として早く終わります。一般に、利息の削減効果は期間短縮型のほうが大きくなります。

計算結果は金融機関の数字と一致しますか

一致しないことがあります。端数処理や、事務手数料・保証料・団体信用生命保険の扱いが金融機関ごとに異なるためです。目安として使い、契約前に必ず正式な返済予定表で確認してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

自作の株価スクリーナー「KAIRI」の検証と、WordPress サイトの制作をしています。数字は IR・官公庁・取引所の一次情報で裏を取り、自分のツールが出した答えも疑ってから記事にしています。間違いに気づいたときは、記事の中で訂正します。

コメント

コメントする

目次