リボ払いシミュレーター — 手数料の総額と完済までの月数

リボ払いシミュレーター — 毎月の支払いのうち、いくらが手数料か

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ツール / リボ払いシミュレーター

登録不要で月の支払いのシミュレーションが可能です。

カード会社と残高、毎月の支払額を入れると、完済までの期間と手数料の総額が出ます。方式の違いにも対応しています。

結論

リボ払いは「毎月の支払額が一定になる」仕組みです。この説明に嘘はありません。問題は、支払額が一定であることと、借金が減っていくことは別だという点です。

実質年率15%だと、残高50万円を月1万円返済して完済まで6年7か月、手数料は約29万円になります。

抜け出す方法は、毎月の支払額を上げることだけです。支払額を上げれば、元本に回る割合が増えます。

リボ払いは「毎月の支払額が一定になる」仕組みである。この説明自体に嘘はない。

問題は、支払額が一定であることと、借金が減っていくことは別だという点にある。まず数字を見てほしい。

手取りから返済額の目安を出す
完済までの期間
手数料の総額
支払総額

手数料率についてカードの選択肢に入れている数値は各社が公表している実質年率の目安です。同じカード会社でもカードの種類によって率が異なり、改定もあります。正確な率は必ずご自身のカードの会員規約または明細でご確認ください。「自分で入力する」を選べば任意の率で計算できます。
リボ払いの返済内訳。残高50万円・月1万円返済で、初回は元本3,750円・手数料6,250円
2本が交差するのは25回目。それまでは、払った額の半分以上が手数料に消える。
目次

二つの支払方式

リボ払いには方式があり、計算がまったく変わる。

方式毎月の支払額特徴
元利定額方式一定(手数料を含む)最も一般的。支払額の中から手数料が引かれ、残りが元金に充当される
元金定額方式元金は一定+手数料が上乗せ毎月の支払額は残高に応じて変動する。元金は確実に減る
元利定額方式では、支払額が手数料を下回ると元金がまったく減らない。

リボ払いが危険とされる本当の理由

① 支払額が一定だと、残高が見えなくなる

毎月の請求額が同じであるため、残高が増えていることに気づきにくい。新たに買い物をしても月々の請求は変わらないので、体感としては何も起きていない。

② 支払額が小さいほど、手数料の比率が上がる

シミュレーターで毎月の支払額を下げてみてほしい。完済までの期間が伸び、手数料の総額が跳ね上がるのが分かる。

支払額を「無理のない範囲」に設定した結果、完済が十数年先になっているという事態は珍しくない。

③ 支払額が手数料を下回ると、元金が減らない

元利定額方式では、毎月の支払額から先に手数料が差し引かれる。したがって支払額が手数料以下になると、元金は 1 円も減らない

この状態でも毎月きちんと払っている感覚はある。しかし残高は永久に残る。シミュレーターでこの条件を入れると警告が出るようにしてある。

毎月払っているのに減らない、という状態は、怠慢ではなく仕組みの結果である。

年率 15% という数字の意味

リボ払いの実質年率は 15% 前後が一般的である。この水準がどれくらいかを、他と並べてみる。

年率の目安
リボ払い15〜18%
カードローン3〜18% 程度
住宅ローン(変動)1% 未満〜数%
株式の長期リターン(GPIF 実績)4.67%
GPIF の実績は市場運用開始(2001年度)以降の年率平均。投資で得ようとしている利回りと、支払っている手数料率を比べてみる価値はある。

資産運用で年 4〜5% を目指しながら、一方で年 15% を払っているなら、差し引きでは大きく負けている。この場合、投資より先に返済を優先するほうが確実な「利回り」になる。

早見表 — 完済までの回数と手数料

実質年率15.0%・元利定額方式で計算した目安です。毎月の支払額を上げるほど、完済は早く手数料は少なくなります。

残高月1万円ずつ返す月2万円ずつ返す月3万円ずつ返す
100,000 円11回
手数料 7,503 円
6回
手数料 3,925 円
4回
手数料 2,826 円
300,000 円38回
手数料 78,357 円
17回
手数料 34,320 円
11回
手数料 22,509 円
500,000 円79回
手数料 289,560 円
31回
手数料 103,266 円
19回
手数料 64,202 円
1,000,000 円返済できない79回
手数料 579,120 円
44回
手数料 301,704 円
実質年率15.0%・元利定額方式。手数料は完済までの合計。
注意

残高100万円を月1万円ずつ返すと、いつまでも終わりません。毎月の手数料が12,500円かかるのに対して、支払いが10,000円しかないためです。払っているのに残高が増えていく状態になります。

この状態を抜けるには、毎月の支払額を上げるしかありません。同じ残高100万円でも、月2万円にすれば79回・手数料579,120円で終わります。

抜け出すための手順

  1. 残高と手数料率を確認する明細か会員サイトで、いまの残高と適用されている実質年率を確認する。ここが分からないままでは計画が立てられない。
  2. 新たな利用を止める返済しながら使い続けると残高は減らない。カードをリボ払い設定から外す、あるいは利用自体を止める。
  3. 毎月の支払額を上げるシミュレーターで支払額を上げると、完済期間と手数料が劇的に減るのが分かる。可能な範囲で最大まで上げる。
  4. 繰上返済(一括・一部)を検討する多くのカード会社は繰上返済に対応している。手数料は日割りで計算されるため、早く返すほど負担は減る。
返済が困難な場合収入に対して返済額が過大で見通しが立たない場合は、早い段階で公的な相談窓口(日本クレジットカウンセリング協会、自治体の消費生活センター、法テラス等)に相談する選択肢があります。相談は無料で行えるものがあり、早いほど選択肢は多く残ります。

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よくある質問

リボ払いの手数料は年率何%ですか?
実質年率 15% 前後が一般的です。ただしカード会社やカードの種類によって異なり、17〜18% の場合もあります。正確な率は会員規約または利用明細で確認してください。
リボ払いで元金が減らないことはありますか?
あります。元利定額方式では毎月の支払額から先に手数料が差し引かれるため、支払額が手数料以下になると元金は減りません。
元利定額方式と元金定額方式の違いは何ですか?
元利定額は毎月の支払額が一定で、その中から手数料が引かれます。元金定額は元金の充当額が一定で、手数料が上乗せされるため毎月の支払額は変動します。
リボ払いの返済と投資はどちらを優先すべきですか?
一般に返済が優先されます。リボ払いの年率 15% 前後に対し、長期の資産運用で期待される利回りはそれを下回るのが通常です。返済は確実な負担軽減になります。

出典

  • 各カード会社が公表するリボ払い手数料率(実質年率)。料率は改定されるため、利用時は必ず公式情報を確認すること。
  • 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)「2025年度の運用状況」

本記事は公開情報にもとづく個人の解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。制度・手数料・ポイント還元の条件は改定されることがあります。実際のご判断は必ず金融庁・各運用会社・各証券会社の最新の公式情報をご確認のうえ、ご自身の責任でお願いいたします。

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この記事を書いた人

自作の株価スクリーナー「KAIRI」の検証と、WordPress サイトの制作をしています。数字は IR・官公庁・取引所の一次情報で裏を取り、自分のツールが出した答えも疑ってから記事にしています。間違いに気づいたときは、記事の中で訂正します。

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