1 社の悪材料で業界全体が売られるとき、まったく関係のない会社まで一緒に下がる。
悪材料 → 連想売り → 無関係な銘柄まで下落 → 見直し買い。この流れを拾うには、下がった理由を仕分ける作業が要ります。
ある企業に悪いニュースが出ると、同じ業種の銘柄が揃って下がることがあります。個別の事情を精査する時間がないうちは、とりあえず売っておこうという動きが出るからです。
このとき、その悪材料と本当は関係のない会社まで一緒に下がります。時間が経って個別の事情が見直されると、無関係だった会社の株価は戻ることが多い。この差を拾おう、というのが連れ安を狙う考え方です。
4 つの段階で考える
同じセクターの銘柄が一斉に下げている状態を見つけます。個別銘柄の値動きより、セクター単位の偏りとして見るほうが気づきやすい。
下がった各社が、その悪材料の影響を実際に受けるのかを調べます。ここが最も重要で、最も手間がかかります。
影響がないと判断した銘柄について、チャートの下げ止まりを確認し、損切りと株数を決めてから買います。
仕分けを飛ばすと、ただの逆張りになる
この戦術で一番危ないのは、STEP 02 を飛ばすことです。「セクター全体が下がっている=バーゲン」と考えて手を出すと、本当に影響を受ける会社まで買ってしまいます。
見るべきは、その悪材料の性質です。1 社固有の不祥事なのか、業界全体の規制強化なのか、需要そのものの消失なのか。後者 2 つなら、それは連れ安ではなく正当な織り込みです。
連れ安は「安くなった」のではなく「間違って安くされた」ものだけが対象になる。
仮説を記録して、答え合わせをする
私はこの手の判断をするとき、必ずメモを残すようにしています。何のニュースがあったか、なぜこの銘柄は影響を受けないと考えたか、対象はどれか。
そして記録した日の株価を起点にして、その後どう動いたかを追いかけます。仮説が当たっていたのか、それとも市場のほうが正しかったのか。当たった場合も外れた場合も、次に同じ状況が来たときの材料になります。
まとめ
- 悪材料の連想売りは、無関係な会社まで巻き込む
- 狙うのは「安くなった銘柄」ではなく「間違って安くされた銘柄」
- 仕分けを飛ばした逆張りは、正当な織り込みを買うことになる
- 仮説と対象を記録し、その後の値動きで答え合わせをする
- 落ちている最中ではなく、下げ止まりを確認してから動く
本記事は個人の考えと記録であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
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