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子ども名義の非課税制度は、いま存在しない。だから設計の仕方が変わる。
ジュニアNISA は 2023 年末で新規購入を終えた。現行制度でどう組み立てるかを整理する。
子どもの教育資金を準備しようとすると、まず「ジュニアNISA」の名前に行き当たる。しかしこの制度は2023 年末で新規購入が終了している。
すでに保有している分は 18 歳になるまで非課税で持ち続けられる。さらに 2024 年以降は払出し制限が解除され、必要なときに引き出せるようになった。制限が厳しかった頃より使いやすくなっている点は押さえておきたい。
では、いまから始める場合は

① 親名義の NISA を使う
最も素直な方法である。運用益が非課税で、必要になればいつでも売却できる。教育費という「時期が読める支出」に対して、流動性が高いことは大きな利点である。
留意点は、親自身の老後資金と枠を共有することになる点だ。年 360 万円・生涯 1,800 万円という枠を、教育費と老後資金で分け合う形になる。
② 預貯金
元本が減らないという一点において、他のどの手段よりも確実である。使う時期が近い資金は、これで持つべきだろう。
弱点は物価上昇に対して実質的な価値が目減りすることだが、数年以内に使う資金であればその影響は限定的である。
③ 学資保険
保障が付く点と、半強制的に積み立てられる点が特徴である。「手元にあると使ってしまう」という自覚がある場合、この強制力には実用的な価値がある。
使う時期から逆算する
教育費の特徴は、いつ必要になるかが最初から分かっていることだ。これは老後資金にはない性質であり、設計を楽にする。
| 使うまでの期間 | 適した置き場所 | 考え方 |
|---|---|---|
| 3 年以内 | 預貯金 | 値動きのある資産では、必要な時期に下落している可能性がある |
| 3〜10 年 | 預貯金 + 一部を投資 | 期間が中途半端なため、比率で調整する |
| 10 年以上 | 投資の比率を高めてよい | 下落しても回復を待てる時間がある |
大学入学の年に相場が下がっていても、入学時期は延期できない。
注意すべき制度上の点
- 子ども名義の口座に親の資金を入れると、贈与とみなされる場合がある——年間 110 万円の基礎控除の範囲であれば通常問題にならないが、金額が大きい場合は確認が必要
- 「こども支援NISA(仮称)」は未確定——創設が検討されているが、2026 年 7 月時点で制度として確定していない。将来の制度を前提にした計画は立てないほうがよい
- 児童手当を投資に回す前に、生活防衛資金を確認する——子どもがいる世帯ほど、突発的な支出は起こりやすい
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よくある質問
- ジュニアNISAは今から始められますか?
- できません。2023 年末で新規購入は終了しています。すでに保有している分は 18 歳になるまで非課税で保有でき、2024 年以降は払出し制限も解除されています。
- ジュニアNISAの代わりは何ですか?
- 親名義のNISAを使う方法が一般的です。運用益が非課税で、必要なときに引き出せます。ただし親自身の老後資金と非課税枠を共有することになります。
- 教育資金は投資で準備してもいいですか?
- 使うまでの期間によります。3 年以内に使う資金は預貯金が適しています。10 年以上先であれば投資の比率を高める余地があります。入学時期は延期できないため、直前に下落していても対応できる設計が必要です。
- 学資保険と投資はどちらがいいですか?
- 学資保険は保障と強制力が利点で、途中解約すると元本割れします。投資は流動性が高い一方で元本保証がありません。「手元にあると使ってしまう」自覚があるかどうかが判断材料の一つになります。
出典
- 金融庁「NISAを知る」、ジュニアNISA制度に関する各金融機関の案内
本記事は公開情報にもとづく個人の解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。制度・手数料・ポイント還元の条件は改定されることがあります。実際のご判断は必ず金融庁・各運用会社・各証券会社の最新の公式情報をご確認のうえ、ご自身の責任でお願いいたします。

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