こどもNISA(2027年1月〜)を、いちばんやさしく — 年60万円の枠・12歳からの払出し・学費までの出口戦略

読了時間の目安約 21 分10,097 字

結論

2027年1月から、0〜17歳もつみたて投資枠を使えるようになる。年60万円まで、合計600万円まで。

18歳になると、手続きなしで大人のつみたて投資枠へ自動的に移る。非課税で持ち続けられる期間に上限はない。

12歳からは引き出せる。ただし「子どものために使う」「子ども本人が同意した書面」「親権者が申出書を出す」の3つがそろったときだけ。

私立大学4年の目安は約474万円。600万円という上限は、これをほぼ賄える大きさに設計されている。

新卒で NISA を始めた私が、皮肉屋の先生に聞いていく連載です。今回は番外編として、2027年1月から始まる未成年のつみたて投資枠(通称・こどもNISA)を、制度の中身から、NISAとは何かという基礎、投資信託の選び方、口座の作り方、そして「学費にどう使うか」という出口まで、はじめての方でも一本で分かる形にまとめます。長いので、目次から必要なところへ飛んでください。

目次

その前に — NISAとは、そもそも何なのか

制度の話に入る前に、ここだけは押さえておきたい、という点を先に片づけます。「もう知っている」という方は次の見出しまで飛ばしてください。

そもそもNISAって、何がそんなにいいんですか。
Claude
一言でいえば税金がかからない。それだけだ。
それだけ?
Claude
それだけ、が大きい。ふつうの口座で投資をして利益が出ると、20.315%が税金として引かれる。100万円増えたら約20万円は国に行く。NISAの口座なら、それがゼロだ。
20%……けっこう持っていかれますね。
Claude
数字で見たほうが早い。月27,000円を18年、年5%で運用できたとしよう。
NISAの非課税効果|運用益360万円に対して税金73万円の差
図12 同じ運用でも、税金のぶんだけ手取りが変わる

元本583万円が943万円になったとして、増えた360万円のうち約73万円が税金です。NISAの口座なら、この73万円がそのまま手元に残ります。運用がうまくいったから増えたのではなく、引かれないから残る。ここが制度の正体です。

税率20.315%の内訳は、所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%です(国税庁)。この復興特別所得税は令和19年12月31日までの取り扱いとされています。

複利 — 0歳から始める意味は、ここにある

単利と複利の違い|18年で約96万円の差
図13 0歳から始める意味は、複利が働く年数の長さ
複利って言葉、よく聞きますけど、正直ぼんやりしています。
Claude
増えた分が、次の年にまた増える。それだけの話だ。100万円が5%増えて105万円になったら、翌年は105万円に対して5%がつく。100万円に対してではない。
差って、そんなに出ますか。
Claude
月27,000円を18年積んで、増えた分が増えない場合(単利)は846万円。増えた分も増える場合(複利)は943万円。差は約96万円だ。
96万円……100万円近い。
Claude
そして、この差は年数が長いほど開く。こどもNISAの本当の価値は「600万円まで入れられること」ではなく、18年という時間を最初から確保できることにある。

まず、何が変わるのか

子ども名義でNISAができるようになるって聞きました。ジュニアNISAって終わったんじゃ?
Claude
終わった。2023年末で新規の口座開設が終了している。使い勝手が悪くて、利用実績が乏しかったからだ。
じゃあ、また同じものを作るんですか。
Claude
同じではない。今度は「つみたて投資枠の年齢要件を撤廃する」という形だ。大人が使っている枠の年齢制限を外して、0〜17歳のあいだは金額の上限を別に決める。新しい箱を作るのではなく、いまの箱の入口を広げる。
なるほど。それで、いつからですか。
Claude
2027年1月からだ。ただし、いま言えるのは「令和8年度税制改正の大綱に示された」という段階までだ。大綱は2025年12月に閣議決定されていて、関連法案は通常国会で審議される。細かい運用は今後決まる部分がある。
こどもNISAの対象年齢|2027年1月から0〜17歳も年60万円・保有限度600万円
図1 2027年1月から、0〜17歳にも年60万円の枠ができる

枠はいくらか — 年60万円、合計600万円

金額の設計はこうなっている。

0〜17歳18歳以上
年間の投資枠60万円120万円(つみたて投資枠)
非課税保有限度額600万円1,800万円(成長投資枠1,200万円は内数)
投資できる商品長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託同左+上場株式等(成長投資枠)
非課税で持てる期間無期限無期限
お金の引き出し12歳以降・条件つき制限なし
出典:金融庁「令和8年度税制改正について」(2025年12月)をもとに作成
こどもNISAの枠のイメージ|年60万円を積み上げて上限600万円、18歳で自動移行
図2 年60万円 × 18年でも、上限は合計600万円
年60万を18年ぶん入れたら1,080万ですよね。600万で止まるってことですか。
Claude
そういうことだ。年間の枠と、生涯の枠は別に効く。600万に達したら、そこで積立は止まる。
じゃあ18年フルに使うには、月いくらですか。
Claude
600万 ÷ 216か月で、月およそ27,700円。月3万円だと17年目あたりで上限に届く。悪いことではないが、「毎月3万を18年」と思って設計すると、途中で予定が変わる。
ここで言う600万円は簿価——買った金額の合計です。値上がりした分は上限に含まれないので、600万円を積んだ結果が900万円になっていても、それは問題ありません。

ジュニアNISAと、どこが違うのか

過去に一度失敗している制度なので、そこを直せているかどうかが肝心です。

ジュニアNISAと2027年からのこどもNISAの違い|払出し・非課税期間・移行手続きの比較
図3 ジュニアNISAで使いにくかった点が、ひととおり直っている
ジュニアNISAって、そんなに使いにくかったんですか。
Claude
18歳まで引き出せない、非課税期間は5年、続けるにはロールオーバーという手続きがいる。子どもの教育費は18歳より前にも要るのに、そこで出せない。
……たしかに、それは使いにくい。
Claude
今回は12歳から出せて、非課税期間は無期限で、18歳の移行に手続きもいらない。前回の反省がそのまま設計に入っている。私も人のことは言えないが、制度も失敗から学ぶらしい。

引き出せる条件を、正確に

こどもNISAの払出し条件|12歳以降、子の同意と申出書が必要
図9 12歳から引き出せるが、子ども本人の同意書面が要る

大綱の書き方をそのまま読むと、条件は3つです。①資金の使途が子のためのものであること ②子が払出しに同意したことを示す書面があること ③親権者等(口座管理者)が申出書を金融機関に提出すること。

12歳の子に「同意して」って聞くの、なんだか変な感じですね。
Claude
変ではない。名義が子どものものである以上、そのお金は子どものものだ。親が勝手に使えない仕組みになっているのは、むしろ子どもを守るためだ。
親の生活費には使えない、と。
Claude
使えない。使途が「子のため」であることが条件に入っている。住宅ローンの繰上返済に回そう、みたいな発想は、この口座では通らない。

いつ始めるかで、どれだけ変わるか

開始年齢別の到達額|0歳から18年で約698万円、12歳から6年で約168万円
図14 金額を増やすより、早く始めるほうが効く

同じ月2万円でも、始める年齢で結果はまったく違います。年5%で運用できたと仮定した場合の目安です。

始める年齢積む期間元本18歳のとき
0歳18年432万円約698万円
6歳12年288万円約394万円
12歳6年144万円約168万円
15歳3年72万円約78万円
毎月2万円・年5%で運用できたと仮定した概算
6歳スタートでも、0歳の半分近くになるんですね。
Claude
そうだ。金額を倍にするより、年数を倍にするほうが効く。これは複利の性質そのものだ。
じゃあ、うちの子はもう10歳なんですが、遅いですか。
Claude
遅くはない。ただし期待の置き方を変える必要がある。8年で運用益に頼るのは無理がある。10歳から始めるなら、「増やす」より「非課税で貯める箱として使う」と考えたほうが現実に近い。

児童手当をそのまま回すと、いくらになるか

児童手当を全額積み立てた場合|元本234万円が年5%で約392万円
図15 児童手当をそのまま回すだけでも、枠の半分以上が埋まる

こども家庭庁によると、児童手当は0歳から18歳到達後の最初の3月31日まで支給されます。金額は3歳未満が月15,000円、3歳から高校生年代までが月10,000円(いずれも第1子・第2子。第3子以降は月30,000円)。偶数月に2か月分ずつ振り込まれます。

第1子でこれを全額そのまま積み立てると、受け取る総額は234万円。これを運用に回した場合の目安がこうなります。

置き場所18歳のとき
そのまま貯金(増えない)234万円
年3%で運用できた場合約316万円
年5%で運用できた場合約392万円
3歳未満は月15,000円×36か月、3歳以降は月10,000円×180か月として計算
児童手当だけで、上限600万円の半分以上いくんですね。
Claude
そういうことだ。しかももともと家計に入っていなかったお金だから、生活を削らずに済む。新しく捻出するのではなく、入ってきたものを右から左へ流すだけだ。
それ、いちばん続きそうですね。
Claude
続く。ただし、生活費が足りていない状態で児童手当を投資に回すのは順番が逆だ。あれは生活費に使ってよいお金でもある。

そもそも投資信託とは何か

ここからは、はじめての方向けに基礎を挟みます。こどもNISAで買えるのは、株そのものではなく投資信託だけです。

投資信託の仕組み|みんなのお金をまとめて何百社にも分散して投資する
図4 投資信託は「みんなのお金をまとめて、分けて買う」箱
投資信託って、結局なんですか。
Claude
たくさんの人からお金を集めて、ひとつの大きな財布にして、それで何百社もの株を少しずつ買う仕組みだ。君が1万円で買えるのは、1社の株ではなく「何百社の詰め合わせの1万円ぶん」になる。
なんで分けるんですか。
Claude
1社に全部入れると、その1社が傾いたときに終わるからだ。分ければ、1社が倒れても全体は少ししか減らない。そのかわり、1社が10倍になっても全体は10倍にはならない。安全と引き換えに、派手さを捨てている
18年持つなら、派手さはいらないですね。
Claude
珍しく話が早い。

インデックス型とアクティブ型

インデックス型とアクティブ型の違い|手数料と狙いの比較
図5 18年積むなら、手数料の差が効いてくる

投資信託には大きく2種類あります。市場全体の平均にそのままついていくインデックス型と、運用のプロが銘柄を選んで平均超えを狙うアクティブ型です。

手数料(信託報酬)は、思っているより効く

信託報酬0.1%と1.0%の差|18年で約90万円変わる
図6 同じ運用でも、手数料だけで90万円変わる
信託報酬0.1%と1.0%って、たった0.9%の差ですよね。
Claude
月3万円を18年、年5%で運用できたとして計算してみた。0.1%なら約1,036万円、1.0%なら約946万円。差は約90万円だ。運用のうまさではなく、引かれる手数料だけでこれだけ違う。
90万円……大学1年目が払えますね。
Claude
そうだ。だから商品を選ぶとき、最初に見るべきは過去の成績ではなく信託報酬だ。成績は将来を約束しないが、手数料は確実に毎年引かれる。確実なものから減らすのが順番として正しい
つみたて投資枠の対象商品は、金融庁が基準を満たしたものに絞っています。そのため、極端に手数料の高い商品は最初から入っていません。なお大綱では、株式と公社債を合わせて50%超のバランス型も対象に加える方向が示されています。

では、何を選べばいいのか

投資信託の選び方|信託報酬・純資産総額・連動する指数の3点
図17 名前や人気ではなく、この3つを見る

商品ページには数字が並んでいて、はじめて見ると何を見ればいいのか分かりません。最初に見るのは、この3つだけで足ります。

STEP
信託報酬

毎年かかる手数料。年0.2%より下を目安に。つみたて投資枠の対象商品には0.1%を切るものもあります。ここが最優先。

STEP
純資産総額

そのファンドに集まっているお金の総額。数百億円以上あると、途中で運用が終了する心配が小さくなります。

STEP
何に連動するか

全世界の株式なのか、米国全体なのか。商品名ではなく、連動する指数の名前を見ます。「世界」と書いてあっても中身は先進国だけ、ということがあります。

結局、どれを買えばいいんですか。
Claude
私が銘柄を名指しすることはしない。ただ、選び方なら言える。18年持つ前提なら、全世界か米国全体に連動するインデックス型で、信託報酬が0.2%を切るもの。この条件で絞ると、候補は10本もない。
10本もないんですか。
Claude
ない。選択肢が多くて困る、というのは思い込みだ。条件を先に決めれば、選ぶ作業はすぐ終わる。
複数に分けたほうがいいですか。
Claude
全世界のインデックスを1本持てば、その中身はすでに数千社に分散されている。そこに似た商品をもう1本足しても、分散にはならない。中身が重なるだけだ。

口座はどうやって作るのか

こどもNISAの口座開設手順|金融機関選びから商品選択まで5ステップ
図16 手続き自体は、大人の口座を作るのとほぼ同じ

制度が始まるのは2027年1月なので、実際の手続きはそれ以降になります。ジュニアNISAや現行NISAの流れから考えると、おおよそこうなります。

ステップやること注意点
1. 金融機関を決める手数料と取扱商品で選ぶ子どもの口座は原則1人1口座。変更はできるが手間がかかる
2. 親の口座を先に作る同じ金融機関にまとめると管理が楽別々でも可能だが、入金と確認が二度手間になる
3. 子の口座を申し込むマイナンバーと本人確認書類が必要親権者の確認書類も要る。続柄の分かる書類を求められることがある
4. 積立の設定毎月の金額と引落し日を決める年60万円・総額600万円の上限に収まる金額にする
5. 商品を選ぶ信託報酬を最初に見る迷ったら全世界インデックス1本から。あとから変更できる
2027年開始時のイメージ。実際の手続きは各金融機関の案内に従ってください
金融機関を選ぶときのチェックは3つです。①つみたて投資枠の取扱商品が多いか ②口座管理手数料が無料か ③クレジットカード積立やポイント付与に対応しているか。未成年口座はカード積立に対応していない場合があるので、そこは開始後の各社の案内を確認してください。

いくら積むか — シミュレーターで確かめる

ここまでの制約(年60万円・総額600万円)を織り込んだ計算機を用意しました。始める年齢と毎月の金額を動かすと、18歳時点の金額と、上限に収まるかを同時に判定します。

SIMULATOR

こどもNISA 積立シミュレーター

始める年齢と毎月の金額を動かすと、18歳の時点でいくらになるかと、年60万円・総額600万円の上限に収まるかを同時に判定します。

積み立てた元本0
運用で増えた分0
18歳のときの合計0
元本運用益
出口:大学の費用と比べる

※ 手数料・税金・分配金は考慮しない概算です。運用の成果を保証するものではありません。 上限の判定は簿価(買った金額)ベースで、値上がり分は上限に含みません。

いくつか動かしてみると、感覚がつかめます。年5%で運用できたと仮定した場合の目安です。

毎月18年の元本18歳のとき(年5%)枠の判定
10,000円216万円約349万円余裕あり
20,000円432万円約698万円余裕あり
27,000円583万円約943万円ほぼ上限まで使い切る
30,000円648万円17年目に600万円の上限に到達
50,000円1,080万円10年目に上限に到達
0歳から18歳まで積んだ場合。年5%はあくまで仮定で、保証された数字ではありません

出口 — 学費にどう使うか

大学4年間の費用の目安|私立約474万円・国立約243万円
図7 私立4年でおよそ474万円、国立でおよそ243万円

文部科学省の調査では、私立大学(学部)の令和5年度入学者について、授業料959,205円、入学料240,806円、施設設備費165,271円、初年度の合計は1,477,339円です。2年目以降も授業料と施設設備費が同額かかると仮定すると、4年間でおよそ474万円。国立大学の標準額(授業料535,800円・入学料282,000円)で計算するとおよそ243万円です。

こどもNISAの出口戦略|18歳一括と4年分割の比較
図8 入学金だけ先に現金化、残りは運用しながら取り崩す
18歳になったら全部おろすんですか。
Claude
その必要はない。18歳で自動的に大人のつみたて投資枠に移るから、売らずに持ち続けてもいい。問題は「入学金の支払いに間に合うか」だけだ。
入学金っていつ払うんでしたっけ。
Claude
合格発表の直後だ。つまり18歳の誕生日より前に現金が要ることがある。そこだけは逆算して、高校3年の春には必要額を値動きの小さい場所へ移しておく。
残りは運用を続けて、4年で取り崩す。
Claude
それが現実的だ。相場が下がった年は取り崩す額を減らす、という調整もできる。一括で全部おろすと、その調整の余地を自分で捨てることになる。
STEP
高校3年の春

入学金と初年度の授業料ぶんを、値動きの小さい資産か現金へ移す。ここだけは相場に賭けない。

STEP
18歳・入学

移しておいた分で支払う。残りはそのまま運用を続ける。

STEP
大学1〜4年

1年ごとに必要額だけ取り崩す。下がっている年は取り崩しを減らし、別の資金で埋める。

STEP
使わなかった分

本人名義の口座にそのまま残る。就職後の資産形成の元手になる。

注意しておくこと

論点押さえどころ
元本は保証されない18歳の時点で元本を割っている可能性はある。学費という「時期が動かせない支出」に全額を賭けない
名義は子ども口座も資産も子どものもの。親の都合では使えない
贈与税との関係親から子への資金移動は贈与にあたる。暦年課税の基礎控除は年110万円で、年60万円の枠内なら通常は範囲内
児童手当との併用児童手当をそのまま積立に回す設計は相性が良い。ただし生活費が足りない状態で回すのは順番が逆
始める前に生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)が先。ここが空のまま子ども名義で積むのは危うい
「子どものために」という言葉は、判断を甘くする。金額の設計だけは、感情を抜いてやったほうがいい。

よくある勘違い

よく聞く話実際は
「ジュニアNISAが復活する」復活ではありません。つみたて投資枠の年齢制限を外す形なので、別の制度です
「18歳まで引き出せない」それはジュニアNISAの話。新しい枠は12歳から条件つきで引き出せます
「18歳になったら売らないといけない」売る必要はありません。自動的に大人のつみたて投資枠へ移り、非課税のまま持ち続けられます
「年60万円を18年で1,080万円入れられる」入れられません。生涯の上限が600万円あるので、途中で止まります
「値上がりしたら上限に引っかかる」引っかかりません。上限は買った金額(簿価)で数えるので、値上がり分は含みません
「親のお金だから親が使える」使えません。名義人である子どもの財産で、使途も子どものために限られます
「元本保証がある」ありません。投資信託は値動きする商品です

用語のミニ辞典

こどもNISAで使う用語集|元本・運用益・基準価額・信託報酬・簿価
図18 この7つが分かれば、商品ページは読めます
「基準価額が下がった」って言われても、ピンとこないんですよね。
Claude
投資信託の値段のことだ。1万口あたりいくら、という形で出る。買ったときより下がっていれば、いまは含み損。上がっていれば含み益。それだけだ。
毎日見たほうがいいですか。
Claude
やめておけ。18年後に使うお金の値段を毎日見ても、判断は何も変わらない。変わるのは君の気分だけだ。

まとめ

項目結論
開始2027年1月(令和8年度税制改正の大綱に記載。関連法案は通常国会で審議)
対象0〜17歳。つみたて投資枠の年齢要件を撤廃する形
年間の枠60万円
非課税保有限度額600万円(簿価)
18歳になったら手続き不要で大人のつみたて投資枠へ自動移行。非課税期間は無期限
引き出し12歳以降・子のための使途+本人の同意書面+申出書
月の目安18年フルに使うなら約27,700円
学費との関係私立4年 約474万円、国立4年 約243万円。600万円はほぼ賄える大きさ
こどもNISAはいつから始められますか?

2027年1月からです。令和8年度税制改正の大綱(2025年12月閣議決定)に、つみたて投資枠の年齢要件を撤廃し、0〜17歳の枠を設けることが示されています。関連法案は通常国会で審議されるため、細かい運用は今後決まる部分があります。

年間いくらまで投資できますか?

0〜17歳のあいだは年60万円までです。生涯の非課税保有限度額は600万円(買った金額の合計)で、18歳以上の1,800万円とは別枠で設定されています。

18歳になったらどうなりますか?

特段の手続きなしに、自動的に大人のつみたて投資枠へ移ります。ジュニアNISAで必要だったロールオーバーの手続きはいりません。非課税で持てる期間に上限はありません。

途中でお金を引き出せますか?

12歳以降であれば引き出せます。ただし、資金の使途が子のためであること、子が払出しに同意したことを示す書面があること、親権者等が申出書を金融機関に提出すること、の3つが条件です。11歳以下は引き出せません。

ジュニアNISAと何が違いますか?

主な違いは4つです。①18歳まで引き出せなかったのが12歳から可能に ②非課税期間5年が無期限に ③18歳でのロールオーバー手続きが不要に ④年間枠が80万円から60万円に。使い勝手の面では大きく改善しています。

毎月いくら積み立てるのが目安ですか?

0歳から18歳まで枠を使い切るなら、月およそ27,700円です。月3万円だと17年目あたりで600万円の上限に届きます。家計に無理のない額から始めて、余裕が出たら増やすほうが続きます。

元本割れのリスクはありますか?

あります。投資信託は元本が保証された商品ではありません。学費のように支払い時期が動かせない支出に対しては、必要額の全額を投資で用意するのではなく、現金や学資保険と組み合わせるほうが安全です。

親のお金を子ども名義で積むと贈与税はかかりますか?

親から子への資金移動は贈与にあたります。暦年課税の基礎控除は年110万円なので、年60万円の枠内であれば通常はその範囲に収まります。ほかに贈与がある場合は合算して判断してください。

NISAだと、どれくらい税金が得になりますか?

通常の口座では、投資で得た利益に20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%+住民税5%)がかかります。たとえば運用益が360万円出た場合、約73万円が税金として引かれます。NISA口座ならこれがかかりません。

複利とは何ですか?

増えた分が、次の年にまた増える仕組みのことです。月27,000円を18年積んだ場合、増えた分が増えないとき(単利)は約846万円、複利なら約943万円で、差は約96万円になります。期間が長いほど効きます。

もう子どもが10歳ですが、始める意味はありますか?

あります。ただし期待の置き方を変えてください。残り8年では運用益に大きくは頼れないので、「増やす箱」ではなく「非課税で貯める箱」として使うほうが現実的です。

児童手当をそのまま積み立てるとどうなりますか?

第1子の場合、0歳から高校生年代まで受け取る総額は234万円です。これを全額積み立て、年5%で運用できたと仮定すると約392万円になります。もともと家計に入っていなかったお金なので、続けやすい方法です。

どの投資信託を選べばいいですか?

特定の商品は挙げませんが、選び方の条件は示せます。①信託報酬が年0.2%を切ること ②純資産総額が数百億円以上あること ③全世界株式や米国全体など、広い範囲に連動すること。この3つで絞ると候補は多くありません。

金融機関はどこがいいですか?

つみたて投資枠の取扱商品数、口座管理手数料が無料かどうか、ポイント付与の有無で比べます。未成年口座の細かい条件は制度開始に合わせて各社から案内が出るので、2027年が近づいてから最新の情報で判断してください。

複数の投資信託に分けたほうが安全ですか?

全世界株式のインデックスを1本持てば、その中身はすでに数千社に分散されています。似た商品を足しても中身が重なるだけで、分散にはなりません。本数を増やすことと分散することは別です。

制度の詳細は今後の法案審議と各金融機関の対応で変わる可能性があります。口座開設や具体的な商品選びの前に、必ず最新の公式情報をご確認ください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の商品の購入を推奨するものではありません。
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