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金曜だけを見れば大勝ち。月曜から数えると、少し負けている。
日経平均 +4.03% の裏で、日本の半導体は 5 日で −15.8%。「指数が上がった」と「自分の資産が増えた」がなぜ一致しないのかを説明します。
日経平均は 7 月 31 日に 前日比 2,494 円高(+4.03%)の 64,362 円で引けた。ただし週間では −249 円(−0.39%)でほぼ横ばいである。週の中で 2,744 円下げ、最終日に 2,495 円戻した結果にすぎない。上昇の材料は米テック企業の good な決算——マイクロソフトは 5 営業日で +21.0%。しかし中身はばらばらで、日本の半導体株は同じ 5 日間で −15.8% と取り残されている。「日経平均が上がった」は、あなたの資産が増えたことを意味しない。
このシリーズは、最近 NISA を始めたばかりのわたしが、疑問をそのまま先生にぶつける形で進めます。先生は正確ですが、口は悪いです。
今週の日経平均を数字で追う


| 日付 | 終値 | 前日比 | できごと |
|---|---|---|---|
| 7 月 24 日(金) | 64,611.15 円 | −1,811.45 円 | 先週末。長い上ヒゲを引いた形 |
| 7 月 29 日(水) | — | — | FOMC が政策金利を据え置き(5 会合連続) |
| 7 月 30 日(木) | 61,867.43 円 | — | 週の安値圏。先週末比 −2,744 円 |
| 7 月 31 日(金) | 64,362.02 円 | +2,494.59 円(+4.03%) | 日銀は据え置き。一時 6 万 5,000 円台を回復 |
| 週間 | — | −249.13 円(−0.39%) | ほぼ横ばい |
上がった材料は日本の外にあった
| 米国の指数(7 月 30 日終値) | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ダウ工業株30種平均 | 52,208.06 ドル | +613.92 ドル(+1.19%) |
| S&P500 種株価指数 | 7,437.63 | +121.48(+1.66%) |
| ナスダック総合指数 | 25,122.17 | +679.24(+2.78%) |
| 半導体・AI 関連セクター | — | +8.19% |
この流れをそのまま受け継いだのが、翌 31 日の東京市場である。日本の株価は、前の晩のアメリカでかなりの部分が決まる。
Mag7 も一枚岩ではない
米国の巨大テック 7 社(通称 Mag7)の直近 5 営業日の騰落率を、自作スクリーナーで並べるとこうなる。
| 銘柄 | 5 日騰落率 | RSI(14) | 52 週位置 |
|---|---|---|---|
| マイクロソフト | +21.0% | 74 | 55.1% |
| アマゾン | +16.5% | 67 | 90.1% |
| アルファベット(Google) | +10.6% | 53 | 75.1% |
| テスラ | −0.9% | 31 | 6.3% |
| エヌビディア | −3.6% | 47 | 48.7% |
| メタ | −7.7% | 36 | 10.6% |
| アップル | −9.5% | 40 | 69.9% |
日本の中身はもっと割れている


自作スクリーナーで 279 銘柄を業種別に集計した、直近 5 営業日の騰落率(中央値)である。
| 業種 | 5 日騰落率(中央値) | 銘柄数 |
|---|---|---|
| 小売・エンタメ | +5.4% | 24 |
| 運輸 | +2.9% | 18 |
| 情報通信 | +2.8% | 20 |
| 自動車 | +2.1% | 13 |
| 電機・精密 | +0.2% | 29 |
| 素材・化学 | −2.5% | 25 |
| 金融 | −3.3% | 25 |
| 半導体(日本) | −15.8% | 10 |
上と下の差は 21.2 ポイント。同じ週、同じ国、同じ「日経平均」の中の話である。
で、わたしの積立はどうなったのか
来週見るべきこと
- 7 月の米雇用統計来週(8 月 3 日〜7 日)に発表される。金融政策の見通しに直結するため、相場が動きやすい。
- 半導体株が戻り続けるか、金曜だけで終わるか5 日で −15.8% の穴が埋まっていくのか、1 日の反発で終わるのかは、来週の値動きで分かる。
- キオクシアの決算に対する市場の答え決算は取引終了後に出たため、市場が反応するのは 8 月 3 日(月)。同じ日から自己株式の取得も始まる。
- 円相場の方向FOMC 据え置きで 1 ドル 163 円台へ円高方向に振れた。輸出企業の採算に影響する。
今週のまとめ
- 日経平均は 7/31 に +2,494 円(+4.03%)の 64,362 円。ただし週間では −249 円(−0.39%)
- 週の中で 2,744 円下げ、最終日に 2,495 円戻しただけ
- FOMC・日銀ともに据え置き。「悪いことが起きなかった」ことが買い材料になった
- 上昇の材料は米テック決算。7/30 のナスダックは +2.78%、半導体・AI は +8.19%
- Mag7 でもマイクロソフト +21.0% とアップル −9.5% で 30 ポイント差
- 業種別では小売・エンタメ +5.4% と半導体 −15.8% で 21.2 ポイント差
- キオクシアのストップ高は決算が理由ではない。決算は取引終了後に出た
- つみたて中心の人にとって、今週やるべきことは何もなかった
指数は「平均」であって「全部」ではない。この 1 行を覚えて帰ってもらえれば、今週のニュースを見た価値はある。
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よくある質問
- 2026年7月31日の日経平均の終値はいくらですか?
- 前日比2,494.59円高(+4.03%)の64,362.02円です。取引時間中には一時3,400円超高となり6万5,000円台を回復する場面もありました。ただし週間では前週末比−249.13円(−0.39%)とほぼ横ばいでした。
- 日経平均が7月31日に大きく上がった理由は何ですか?
- 主因は前日の米国市場の上昇です。7月30日のナスダック総合指数はマイクロソフトの好決算などを受けて+2.78%、半導体・AI関連セクターは+8.19%上昇しました。加えてFOMCと日銀がともに政策金利を据え置き、事前にあった利上げ警戒が後退したことも支えとなりました。
- 日経平均が上がれば自分の資産も増えますか?
- 必ずしも一致しません。同じ週でも業種によって騰落率は大きく異なり、直近5営業日では小売・エンタメが+5.4%、日本の半導体が−15.8%と21.2ポイントの差がありました。何を保有しているかによって結果は変わります。
- 米国のMag7は今週どうでしたか?
- 銘柄によって大きく分かれました。直近5営業日でマイクロソフトが+21.0%、アマゾンが+16.5%、アルファベットが+10.6%と上昇した一方、アップルは−9.5%、メタは−7.7%と下落しています。
- つみたて投資をしている人は今週何かすべきでしたか?
- 特にありません。日経平均の週間騰落が−0.39%であり、全世界株やS&P500に連動する投資信託を積み立てている場合、資産額の変化はごくわずかです。1日単位のニュースと、積立の時間軸は別物です。
出典
- 日本経済新聞「日経平均2494円高 米テック好決算、AI・半導体株で見直し買い」(2026年7月31日)
- 日本経済新聞「日経平均一時3400円超高、6万5000円台回復 AI半導体株に買い」(同日)
- 株探ニュース「日経平均 大引け|大幅続伸、AI・半導体関連中心に買い優勢」(2026年7月31日)
- 財経新聞「NY株式:NYダウは613.92ドル高、原油安やハイテク回復が支援」(2026年7月31日)
- 日本経済新聞「NY円相場、反発 1ドル=163円35〜45銭 FRBの金利据え置き受けドル売り」
- 7月24日終値は当サイト「日経平均 週間まとめ(〜2026年7月24日)」の記録による
- 業種別騰落率およびMag7の数値は自作スクリーナー KAIRI による集計(2026年8月1日時点、279銘柄)
本記事は公開情報にもとづく個人の解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。制度・手数料・ポイント還元の条件は改定されることがあります。実際のご判断は必ず金融庁・各運用会社・各証券会社の最新の公式情報をご確認のうえ、ご自身の責任でお願いいたします。









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