子どもが2人・3人いる場合、こどもNISAはどう配分するか — 枠は人数分あるが、家計はひとつ

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結論

枠は子ども1人につき年60万円・上限600万円。3人なら合計1,800万円ぶんの非課税枠がある。

ただし枠があることと、埋められることは別。家計はひとつしかない。

同じ金額なら、期間が長い下の子に先に入れたほうが伸びる。ただし上の子は使う時期が近いので、現金で確保する比重を上げる。年齢によって役割を変える。

こどもNISAの基本を押さえたうえで、きょうだいが複数いる家庭でどう配分するかを考えます。

目次

枠は「ひとりにつき」

兄弟が複数いる場合のこどもNISA|枠は1人につき年60万円・上限600万円
図20 枠は人数分あるが、家計はひとつしかない

口座は子ども1人につき1つ。枠もそれぞれに用意されます。3人きょうだいなら、単純計算で合計1,800万円まで非課税で投資できることになります。

3人で1,800万円って、すごい額ですね。
Claude
枠の話としてはな。だが年間で見ると、3人分をフルに使うには年180万円いる。月に直せば15万円だ。それを18年続けられる家庭が、どれだけあると思う。
……うちは無理です。
Claude
ほとんどの家庭がそうだ。だから枠を埋めることを目標にしない。埋まらない枠に罪悪感を持つ必要はまったくない。

児童手当は、第3子以降が手厚い

こども家庭庁によると、児童手当は3歳未満が月15,000円、3歳から高校生年代までが月10,000円ですが、第3子以降は年齢を問わず月30,000円です。

3歳未満3歳〜高校生年代18年の総額
第1子・第2子月15,000円月10,000円234万円
第3子以降月30,000円月30,000円648万円
出典:こども家庭庁「児童手当制度のご案内」をもとに計算。18年=216か月として算出

第3子以降は児童手当だけで648万円。こどもNISAの上限600万円を、児童手当だけで超える計算になります。第3子については「児童手当を全部そのまま積む」だけで枠が埋まるということです。

優先順位のつけかた

STEP
①生活防衛資金

生活費の3〜6か月分。子どもの人数が増えるほど、ここは厚くしておく。

STEP
②親のNISA

引き出せるお金を先に確保する。子どもの口座は使途が限られる。

STEP
③いちばん下の子

期間がいちばん長いので、同じ金額でも複利が効く。

STEP
④上の子

使う時期が近い。投資より現金・学資保険の比重を上げる。

下の子を優先するって、上の子に悪くないですか。
Claude
気持ちは分かる。ただ、これは公平と平等の違いだ。同じ金額を同じ時期に入れるのが平等だが、上の子は6年しか運用できず、下の子は18年運用できる。結果として受け取る額は変わる。
じゃあどうすれば。
Claude
最終的に渡す金額をそろえると決めておけばいい。上の子には現金と学資保険で、下の子にはNISAで。手段が違っても、着地が同じならそれで公平だ。
……なるほど。
Claude
子どもは金額を覚えている。手段は覚えていない。

年齢差別のモデル

家族構成配分の考え方
0歳と3歳どちらも期間が十分。均等に積んでよい
0歳と8歳下の子はNISA中心、上の子は現金と学資保険を厚く
12歳と15歳両方とも期間が短い。NISAは「非課税で貯める箱」として使い、増やす期待は置かない
3人(0歳・4歳・8歳)第3子の児童手当が月30,000円。まずそれを丸ごと積み、残りを上の2人へ

やってはいけないこと

やりがちなことなぜまずいか
きょうだいで口座を兼用する口座は1人1つ。名義人の資産なので混ぜられない
上の子の口座から下の子の学費を出す使途は「その子のため」に限られる
枠を埋めるために生活費を削る順番が逆。生活が回らなくなれば積立自体が止まる
きょうだいで同じ商品しか買えないと思い込む口座ごとに別の商品を選べる。年齢に応じて変えてよい
子どもが3人いると、非課税枠は合計いくらになりますか?

1人につき年60万円・上限600万円なので、3人なら年180万円・合計1,800万円です。ただし親の家計から出す以上、全部を埋められるかは別の話です。

上の子と下の子、どちらを優先すべきですか?

運用期間が長いぶん複利が効くので、金額を優先するなら下の子です。ただし上の子は使う時期が近いため、投資より現金や学資保険で確保する比重を上げるのが現実的です。

きょうだいで受け取る金額に差が出てしまいます。

手段を変えて着地をそろえる方法があります。上の子には現金と学資保険、下の子にはこどもNISA、というように配分を変えれば、最終的に渡す金額は近づけられます。

第3子は児童手当だけで枠が埋まりますか?

第3子以降は年齢を問わず月30,000円なので、18年で648万円になります。上限600万円を超える計算なので、児童手当だけで枠は埋まります。

ひとつの口座で複数の子どもの分を管理できますか?

できません。NISA口座は1人につき1つで、名義人本人の資産です。きょうだい間でお金を移すこともできません。

本記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・商品の売買を推奨するものではありません。数値は執筆時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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