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週間で3,107円高、終値68,713円。4営業日続伸で、ザラ場では69,000円台を一度つけた。
ただし値上がりは225銘柄中132、値下がり92。全面高ではなく、指数を押し上げたのは一部の大型株である。
為替は1ドル159円台。円安が続くかぎり輸出企業の見かけの利益は膨らむが、それは実力ではなく換算の話だ。
先週の日経平均は、気持ちが悪いほど素直に上がった。8月14日の終値は前営業日比405円21銭高の68,713円80銭で、4営業日続伸。週間では3,107円高である。ザラ場では一時1,000円を超えて上昇し、69,000円台に乗せる場面もあった。
全面高ではない、ということ
数字だけ見れば強い週だった。ただ、日経平均を構成する225銘柄のうち値上がりは132、値下がりは92、変わらずが1である。指数が3,000円動いたわりに、半分近い銘柄は下げている。
これは日経平均という指数の作りに由来する。日経平均は株価の高い銘柄ほど指数への影響が大きい「株価平均型」なので、値がさ株が数銘柄動くだけで指数は簡単に数百円動く。実際、8月14日はアドバンテストとソフトバンクグループの2銘柄だけで約356円分を押し上げている。405円高のうち、9割近くが2銘柄によるものだった計算になる。
「日経平均が上がった」と「自分の持ち株が上がった」は、ぜんぜん違う話である。
円安159円台をどう読むか
為替は1ドル159円台で推移している。7月末から8月頭にかけての介入騒ぎを経て、円は戻しきらないまま夏を越えようとしている。
円安は輸出企業の円換算利益を膨らませる。ただ、それは「同じ数だけ売れたときに、円に直すと増える」という話であって、数量が伸びたわけではない。決算を読むときは、増益のうちどれだけが為替差によるものかを必ず分けて見たほうがいい。為替が反転した瞬間、その分はそのまま消える。
お盆の薄商いという条件
もうひとつ、この時期特有の条件がある。お盆で参加者が減り、売買代金が細る。板が薄いところに注文が入ると値が飛びやすく、同じ買いでも普段より大きく株価を動かす。
つまり、いまの上昇の一部は「参加者が少ないから動いた」だけかもしれない。判断を下すなら、参加者が戻ってくる来週以降の値動きを見てからでも遅くない。少なくとも私は、薄商いの中で新しいポジションを増やすことはしない。
今週、確認しておくこと
日経平均の上昇幅ではなく、保有銘柄が実際にどう動いたかを記録する。指数に乗っただけなのか、その企業の理由で動いたのかを分ける。
決算短信の前提為替レートを確認する。想定より円安なら、上振れの一部は為替である。
板が薄い時期の成行は不利な値で約定しやすい。この時期こそ指値を使う。
- 日経平均が上がったのに、自分の株が上がらないのはなぜですか?
日経平均は株価の高い銘柄の影響を強く受ける「株価平均型」の指数だからです。値がさ株が数銘柄上がるだけで指数は数百円動きますが、それ以外の銘柄は無関係に動きます。実際、8月14日は225銘柄のうち92銘柄が下げています。
- 円安だと株価は必ず上がりますか?
上がりやすい業種と、下がりやすい業種があります。輸出企業は円換算の利益が増えますが、原材料を輸入する内需企業はコストが増えます。指数全体では輸出企業の比重が大きいため上がりやすい、というだけです。
- お盆の時期は取引を控えたほうがいいですか?
控えなければいけない決まりはありません。ただ売買代金が細って値が飛びやすいので、成行注文は不利になりがちです。取引するなら指値を使うことをおすすめします。

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